推し SHIKAKENIN STYLE①
■プロフィール
お名前:重森 健太(しげもり けんた)
所 属:関西福祉科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科
理学療法学専攻(専攻長)


■キャッチコピー
柏原市で地域共創プラットフォームを立ち上げる!
■仕掛けについて
①重森専攻長の仕掛けって何ですか?
理学療法学専攻では、大学での学びや研究を地域のみなさんに届けるために、「アスリートの健康サポート」 と 「地域の健康づくり」 の2つを大きな柱として活動しています。私はそのうちの 「地域の健康づくり」 を担当しています。
学生のみなさんと一緒に、
・学生を中心とした地域住民に対する体力測定会
・認知症予防プログラム
・フレイル予防プログラム
・今をときめけ!超最強☆痩せトレ など…


「学生を中心とした地域住民に対する体力測定会」


「認知症予防プログラム」※写真右:万博イベント


「フレイル予防プログラム」 ガーミンジャパンとの共同イベント(ランニングイベント)


「今をときめけ!超最強☆痩せトレ」
上記のように地域の方々が楽しみながら元気になれる “健康プロジェクト” を次々と生み出しています。
理学療法の専門知識を活かしつつ、身体の動きのチェックから生活習慣のサポートまで一貫して関われる のがこの取り組みの魅力です。
学生にとっても、授業で学んだ知識が “そのまま地域の役に立つ” 特別な経験になっています。
②大学の外へ飛び出し、まち全体を「仕掛けのテーマパーク」に!⭐
今は大学だけでなく、玉手山学園・行政・企業など、さまざまな人たちと協力しながら、
「柏原のまち全体を元気にするプロジェクト」 に挑戦しています。まち全体をひとつの “仕掛けのテーマパーク” と見立て、教育(学び)・研究・地域活動がぐるぐる循環する仕組みをつくることで、住民の健康づくりが自然と続くまちの活性化につながる地域の声が大学の学びや研究に返ってくるそんな新しい地域モデルを目指しています。研究成果を地域に還元し、地域の声を教育に生かす。
その循環がまちをもっと元気にし、プロジェクトに関わる学生も、地域の方も、みんなが一緒に未来をつくっていける場所にしたい と考えています。


■研究内容について
2000年、ちょうど介護保険制度がスタートした年に理学療法士として働き始めた私は、現場に出たその瞬間から「地域の人の暮らしそのものを支えるって、とても大事なのでは?」と強く感じました。そこからずっと、“地域の未来を元気にする理学療法” をテーマに、研究と実践のあいだを行ったり来たりしながら取り組んできました。
その中で特に力を入れてきたのが、認知症予防や生活期リハビリなど、地域の方の日常をもっと良くするためのチャレンジです。たとえば2002年の頃には、まだ珍しかった“脳と体を同時に鍛える”プログラムを地域でスタート。頭を使う「二重課題」と有酸素運動を組み合わせた、いわば “未来型のトレーニング” を誰よりも早く実践してきました。


「運動中の脳血流を測定」 オトバンクとの共同イベント(耳活フィットネス)
さらに、「毎日の積み重ねがいちばん効く!」という想いから、国の制度より先に「 365日リハビリテーション」に挑戦。毎日少しずつ続けてもらうことで、生活の質が本当に変わっていく姿を地域の中でたくさん見てきました。
そしてもう一つの大きな取り組みが、ジョンズホプキンス大学との共同研究です。世界中で使われている認知症検査「MMSE(Mini-Mental State Examination)」を詳しく分析して、“遅延再生”という項目がアルツハイマー型認知症とすごく関係している という発見につながりました。これは、早期発見や予防の精度を上げるためにとても役立つ成果です。現在は日本早期認知症学会の理事長として、よりよい予防やサポートの仕組みづくりにも関わっています。


「ジョンズホプキンスの先生と」 「日本早期認知症学会理事長講演時」モンゴルの3大学の学長と
こうした活動の根っこにあるのは、ずっと変わらず 「地域の人たちの暮らしが少しでも良くなってほしい」 という想い。これまでの経験を活かしながら、これからも地域のフィールドと大学をつなぎ、新しい“仕掛け”を生み出し続けたいと思っています。
■重森専攻長について
①推しの教学姿勢について教えてください!
教学姿勢にはさまざまな要素がありますが、その中でも私が最も大切にしているのは「できる方法を考え、まずやってみる。失敗も宝である」という姿勢です。学生が成長していく過程では、成功よりも失敗から学ぶことの方が多く、その経験こそが次の挑戦を支える土台になると考えています。挑戦し続ける意欲がなければ、社会や人の人生に変化をもたらす力は育ちません。


「学生との合宿と学会発表写真」
ただし、思いつきで行動することを推奨しているわけではありません。重要なのは、目的を明確にし、行程を丁寧に設計し、ビジョンを持って取り組むことです。計画性と挑戦心の両方を備えた学びの姿勢を育むことで、学生は自ら考え、行動し、未来を切り拓く力を身につけていきます。
②重森専攻長のこだわりまたはエネルギーの源は?
こだわりはいくつかありますが、私が特に重視しているのは、それらを日々のルーティンとして仕組み化することです。例えば、1日の食事を少量ずつ5回に分け、常に腹4〜7分目の状態を保つようにしています。栄養バランスに過度な制限は設けず、その時に食べたいものを選ぶことで無理のない継続を心がけています。また、週3回・1回30分のランニングを習慣化し、飲み物は水か珈琲のいずれかに限定するなど、生活習慣をシンプルに整える工夫も続けています。


「長期出張中でもランニングは欠かさない」 「 エニタイムフィットネスとの共同イベント」
本来の私は決して几帳面な性格ではありません。むしろ真逆です。しかし、だからこそ「考えなくても続けられる仕組み」を自らつくり、自然と健康が維持できる環境を整えてきました。ルーティン化は、意志の強さだけに頼らず、自分をより良い方向へ導くための私なりの方法でもあります。
■玉手山学園らしさとは?
関西福祉科学大学で教員として学生と向き合う中で、この大学の学風がとても温かく、そして実践的であることを日々感じています。AI検索で“西日本一の福祉総合大学”と紹介されることがありますが、実際に現場にいると、その言葉に納得できる場面が多くあります。福祉・医療・教育の専門職を目指す学生が集まり、互いに刺激し合いながら成長していく姿は、この大学ならではの魅力だと思います。


「スポーツ大会」
また、AA制度がしっかりと機能していて、学生の表情やつまずきに気づきやすく、必要なときにすぐ手を差し伸べられる距離感があります。また、資格取得に向けて学生と一緒に悩み、喜び、前に進んでいくプロセスは、教員としてのやりがいそのものです。
さらに、地域とのつながりが深く、実習や連携活動を通して学生が“現場で学び、現場で育つ”環境が整っていることも、この大学の強みだと感じています。人を支える仕事を志す学生にとって、これほど実践的で温かい学びの場はなかなかありません。教員として関わる中で、関西福祉科学大学は「人を育てる力を持った大学」だと改めて実感しています。
■学校の好きな場所や時間帯
私にとってのオアシス的存在は、間違いなく学食です。学食で食事をとること自体をルーティン化していますが、その時間を特別なものにしてくれているのが、食堂のおばちゃんとの何気ない会話です。忙しい日でも、あのカウンターで交わす短い言葉が、ふっと肩の力を抜いてくれる瞬間になっています。一日の中で、深い話ではなくても誰かと軽く言葉を交わすことが、心の健康にとってどれほど大切かを改めて感じます。数日体調を崩して学食に行けなかったときには、「最近見かけへんかったけど大丈夫?」と心配して声をかけてくれます。


学食は単なる食事の場ではなく、私にとっては日常のリズムを整え、気持ちをリセットしてくれる大切な空間です。こうした小さな交流が、忙しい毎日の中で心を潤す“オアシス”になっています。
- 開催期間
- 未定
- 実施組織
- 玉手山学園

