誰でも

#授業・学校イベント#趣味・興味・関心#人との関わり
2026.04.01

推し SHIKAKENIN STYLE④

プロフィール 

 お名前:福田 早苗(ふくだ さなえ)

 所 属:関西福祉科学大学 健康福祉学部 健康科学科 (学部長) 

先生のテーマ

疲れやストレスを、心と体から読み解く

仕掛けについて

 ①福田学部長の仕掛けって何ですか?

ほっと安心できる「癒しの空間づくり」

健康科学科では、令和8年度から始まる授業「リラクセーションの科学」に先がけて、心と体が自然にゆるむ「癒しの空間づくり」に取り組んできました。

保健室や健康を支える場所では、何かを教えたり相談にのったりする前に、まず「安心して立ち止まり、深呼吸できること」がとても大切だと考えています。

私たちは、オープンキャンパスでの体験活動や、学生と先生による取り組み、職員や地域の人たちとの交流を通して、特別な準備をしなくても、自然と人が集まり、気持ちがつながる場所を学内や地域に広げてきました。

リラクセーションを本や授業で学ぶだけでなく、「空間の雰囲気や人との関わりの中で「体感できる学び」として感じてもらうための「仕掛け」です。

                リラクセーションを授業でも学び体感します 

研究内容について

「疲れ」を科学で調べ、元気を取り戻す研究

私たちは、人がどのくらい疲れているのか、そしてどうすれば疲れが回復するのかを科学的に研究しています。血液の変化や体の反応を使って疲れを調べる「疲労のバイオマーカー」という方法も使っています。

これまでの研究で、よい香り食事・睡眠などの生活習慣を整えることによって、疲れが軽くなることがわかってきました。さらに、無理をせずに良い生活習慣を続けられるよう、少しずつ行動を変えていくサポート(行動変容支援)にも取り組んでいます。

香りには、成分が体に働く効果だけでなく、「リラックスできそう」と感じる気持ちも大きく関係しています。研究では、実際に香りをかがなくても、香りの効果を知るだけで、疲れの感じ方や体の反応が変わることがわかりました。

このことから、疲れを回復するためには、香りや生活習慣そのものだけでなく、心の働きや行動の変化も大切だと考えられています。

趣味でアロマワックスを作ったり、フラワーアレンジメントを作ったりします

福田学部長について

①推しの教学姿勢について教えてください!

小さな行動が、自分を変えてくれた経験

私はこの大学に来るまでは、知らない人に挨拶をするのがあまり得意ではありませんでした。でも、大学や学園の中で毎日あいさつを続けているうちに、学外でも自然に挨拶ができるようになりました。毎日少しずつ続けることで、苦手なことも乗り越えられるのだと実感しています。

また、同じ年代の人が亡くなったことや、コロナ禍を経験したことで、人が使える時間には限りがあると強く思うようになりました。それ以来、「やりたいと思ったこと、できることはやってみる」という姿勢を大切にしています。

以前は考えすぎて行動できないこともありましたが、今は
「やらずに後悔しないか」
「今しかできないことではないか」
ということを意識して行動するようになりました。まずは方法を考えて、やってみるという考え方は、今の自分の大切なモットーです。

学生の皆さんには、資格を取ることだけを目標にするのではなく、その資格を生かして、これからの人生をしっかり生きていく力を身につけてほしいと思っています。そして、「この大学で学べてよかった」と感じながら卒業してほしいです。

そのために、つらい気持ちを抱えている学生の一歩を後押しできる存在になれるよう、心がけています。

ドイツ留学をきっかけに外国の人に日本語を教えることに興味をもち授業でも教えています(左写真は万博ドイツ館)

韓国ドラマきっかけで韓国語勉強中です。(右写真は韓国で)

②福田学部長のこだわりまたはエネルギーの源は?

好きなことを楽しみながら、毎日を大切にしています

私は食べることが大好きで、休みの日には近所のお気に入りのカフェでランチを楽しんだり、パン屋さんでお気に入りのパンを買ったりしています。歩くとポイントやアイテムがもらえるスマホアプリを使っているので、行ける距離ならできるだけ歩くようにしています。レアなアイテムがもらえる場所があると、そこを目的にお出かけすることもあります。

美術館や博物館に行くのも好きで、気になる展示があると、気軽に立ち寄ります。最近では、群馬県にある富岡製糸場博物館を訪れました。
また、ライブやミュージカルなども、「面白そう!」と思ったものや、人に誘われたものには積極的に出かけています。好きなバンドのライブも、友人に誘われたことがきっかけではまり、音楽から元気をもらっています

コロナ禍で気持ちが落ち込んでいたときにすすめられた韓国ドラマをきっかけに、ドラマを見ることが好きになり、韓国語の勉強も始めました。まだドラマの会話をすべて理解できるほどではありませんが、楽しみながら学んでいます。

趣味のフラワーアレンジメントでは資格を取り、昨年度は学園に咲いているアジサイを使った生花加工にも取り組みました。自分の作品を学園のいろいろな場所に飾っていただき、とても嬉しい気持ちになりました。

お気に入りのカフェで息抜きしたり、好きなバンドのライブで元気をもらっています

玉手山学園らしさとは?

「人のやさしさ」

正直に言うと、少し答えるのが難しい質問です。でも、ひとことで表すなら、この学園の一番の良さは「人がやさしいこと」だと思います。学生はもちろん、先生や職員の方も含めて、本当にあたたかい人が多いと感じています。

これまでの職場では、人間関係で悩むことがありました。でも、この学園ではそうしたことがなく、安心して働ける環境であることをとてもありがたく思っています。

先日の卒業式の日、ある学生が
「この大学に来てよかったと、親と話しました」
と声をかけてくれました。どんなところがよかったのか聞くと、
「最初は国立大学しか考えていなかったけれど、ここでは先生方にしっかり教えてもらえて、さぼらずに勉強できた」
と話してくれました。

この言葉から、学生一人ひとりと真剣に向き合っている教職員が多いことも、この大学の大きな特徴だと感じました。また、学生がこうした気持ちを気軽に話してくれるところも、この大学らしさの一つだと思います。

            卒論発表会での一コマとみゃくみゃくひょうたんと学科グッズ

学校の好きな場所や時間帯

ほっとできる場所を見つけたい

私はもともと、大学2号館の7階にある多肉植物を見るのが好きでした。毎日少しずつ成長していく様子を見ていると楽しくて、ちょっとした空き時間に眺めるだけで気持ちが落ち着いていました

最近、職場が8階に変わったため、前のように気軽に見に行けなくなり、少しさびしく感じています。

でも、環境が変わったことをきっかけに、新しい「お気に入りの場所」を探してみようとも思うようになりました。学内には、まだ気づいていない、ほっとできる場所や、癒やされる空間がきっとあるはずです。

これから少しずつ、そんな場所を見つけていきたいと思っています。そして、「癒しの空間づくり」の取り組みもさらに発展させて、誰もが安心できる場所をつくっていきたいと考えています。

学園に咲いているアジサイを使った生花加工と大学2号館の7階にある多肉植物

開催期間
2026年4月20日(月) ~ 2027年4月20日(火)
実施組織
玉手山学園
戻る