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2026.06.29

推し 大学SHIKAKENIN STYLE~山本先生~

STEAM教育で新しい理科の学びを体感しよう!

プロフィール 

 お名前:山本 真紀(やまもと まき)

 所 属:関西福祉科学大学 教育学部・教育学科(教授) 

仕掛けについて

 ①山本先生の仕掛けって何ですか?
  未来の新しい教育、STEAM(Science科学、Technology技術、Engineering工学、Arts芸術、Mathematics数学の頭文字)教育に取り組んでいます。理科と国語など、分野の違う複数の科目を横断して行うのが特徴です。

例えば「リンゴ」について、みなさんはどんなことを知っていますか?私たちは、学生と一緒に、理科、国語、図工で「リンゴ」を学んでみました。植物学、文学、芸術でリンゴを調べると、それらが融合して今まで考えたことのない世界が見えてきます。例えば、リンゴの静物画を描くとリンゴの姿かたちや果皮の色の違いに気付く。リンゴの果皮の色は何のため?や品種、産地による違いを知っていると全く見方が変わります。リンゴの文学を読む時、リンゴの生い立ちを知っているとどうでしょうか。それは文学世界の幅や深みを広げてくれることでしょう。

学びを深めるSTEAM教育。今、本学で教育学科の教科担当教員が協力して進めています。

  

 

研究内容について
  専門分野は植物遺伝学です。染色体標本に隠れている遺伝子を可視化する実験技術(in situ ハイブリダイゼーション法)によって、細胞内の遺伝子の分布や動態を顕微鏡で見て調べています。最近は、核内の遺伝子やゲノムの特徴的な分布を調べて遺伝子の働きや姿かたちへの影響を探っています。

子どもの頃に祖父から植物の名前や由来を教わって植物が大好きになり、植物に関することなら何でも興味があります。植物の写真や図鑑も好きですし、小説や音楽も。そうした中から植物は周囲の生き物と協力しながら生きていることを知り、植物を中心に「共生」について勉強して本も書きました。また、研究は自分一人では明らかにできないことがたくさんあります。様々な分野の人と協力すると、新しいことがわかります。国内の研究拠点の制度を利用してコンピュータの専門研究者とコラボし、動原体のDNA配列の解析をしていただいたこともあります。このように異分野の協力から文理融合の大切さをずっと考えてきたことが、STEAM教育研究へと発展しています。

著書📚~「共生」に学ぶ~                 いのちのうた(音楽科)   

山本先生について

 ①推しの教学姿勢について教えてください!

  入職してから長年触れてきている建学の精神「感恩」は、ようやく自分の中に染み込んでいるなあと思うようになりました。意味は、「恩を感じ、恩に報いる」ですが、ベトナム語では「感恩」と書いて「ありがとう」を意味するそうです。本学の学生さんは在学中に「感恩」に触れる機会がありますが、それぞれに解釈ができるようになるのは、卒業してから20年も30年も経ってから、さまざまな経験を通してからなのかもしれません。 

学園の「教学のイメージツリー」の根っこにある「For the Students」は、学生を大事に育てようという学園の姿勢がとてもよく表れていて、私が一番気に入っているものです。「For the Students」の精神の象徴がラーニング・コモンズではないかと思っています。2Fと3Fの場で思い思いに過ごす学生の姿、毎晩遅くまで明かりが灯る校舎を見ると、学園の「夢と志」の精神が伝わってきて心温まります。ラーニング・コモンズを訪れた外部の方々へも、その思いが十分に伝わっており、学園の一員として本当に誇らしくありがたく思っています。 

       「フィールドワーク」                     「読書会」   

 ②山本先生のこだわりまたはエネルギーの源は?

  私のエネルギーの源は、植物です。植物は酸素を作ってくれたり、食料になってくれたり、私たちは植物から生きるための大きな恩恵を受けています。そして花の美しさや良い香り、ユニークな色や形など、興味が惹きつけられますが、植物は動けないからこそ自らそのような形や性質を作り上げてきました。そして動けない植物はその環境に適応(ストレス応答)する必要がありますので、多くは動物よりもDNA量や遺伝子数が多いです。すごいのです。そして最近、植物も昆虫や動物、あるいは植物同士でちゃんと会話をしたり、危険を知らせたりしていることがわかってきました。これってすごくないですか?植物のもっとすごいところは、動物や人間からいくらひどいことをされても、文句を言わないし攻撃もしません。なんという度量の広さでしょうか。植物からは本当に学ぶことばかりです。 

        「区画調査」                          「ニワゼキショウ」

  「ネギニラの花」                      「ネギニラの染色体-GISH」

        「ツインクルの花                        「ドリティス」

玉手山学園らしさとは?

  この学園には長年お世話になっておりますが、当初より学生から聞いていたこと、それは高校までよりもこの短大・大学に来てから友人ができた、楽しくなった、という言葉です。いろいろな境遇や想いを抱えている学生どうし、穏やかな友人関係を築き朗らかに過ごしていることを、私自身、最も周囲に誇っている点で、うちの学園らしさではないかといつも思っています。他人の痛みがわかる、思いやり深い優しい学生がたくさん集まってくるのは、我々教職員がそのような安心感を与えられているからではないかと思います。そこには優しいだけではなく、すべての学生を包み込む「For the students」の精神が宿っています。 そしてもうひとつ、「夢と志」の精神の象徴として、学生を第一にして大事に育てる “Students first” の姿勢と学生を見守る寛容さも、うちの学園らしさであろうと思っています。

「DNA模型(図画工作科)                 「遺伝のGW(理科)」

学校の好きな場所や時間帯

  構内で最も安心できる場所は研究室と理科室ですが、それ以外で好きな場所は、学園2号館の2階ラーニング・コモンズとTamaカフェのテラスあたりです。普段は研究室と講義室等を行き来することがほとんどですので、開放的で非日常的な環境はリフレッシュできてとても気に入っています。ラーニング・コモンズのカフェにはほんのたまに、年に2、3回ほど、授業後に立ち寄ってホッとする時間を楽しんでいます。好きな時間帯は、午後の4限終わりの夕方、学生が大方帰宅する頃、一仕事終えて緊張が少し緩む時間でしょうか。 

         「理科室」                    「ラーニング・コモンズ」

開催期間
未定
実施組織
玉手山学園
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