推し 大学SHIKAKENIN STYLE~松尾先生~
食べる喜びを諦めない!
嚥下エコーと地域の絆で作る健康長寿
■プロフィール
お名前:松尾 貴央(まつお たかお)
所 属:保健医療学部 リハビリテーション学科 言語聴覚学専攻(准教授)

■仕掛けについて
①松尾先生の仕掛けって何ですか?
「おいしく食べる」って、生きる喜びそのものですよね!私は地域共創プラットフォーム事業を通して、皆さんがいつまでも健康な飲み込み(嚥下)を保つための仕掛けづくりを行っています。具体的には、地域の皆さんに向けた健康測定や口腔ケア教室を実施して、加齢に伴うお口の衰え「オーラルフレイル」の予防に全力で取り組んでいます。
特に力を入れているのが、東京科学大学とライセンス契約を結んで展開している「CAMCAM健康プロジェクト」です。これにはうちの学生たちも熱心に参加してくれていて、地域の飲食店さんとコラボして噛む力を鍛える「CAMCAM食」の提案なんかも行っているんですよ!学生の若いエネルギーと地域が交わって、食を通じた健康の輪がどんどん広がっていく。そんなワクワクする地域の健康づくりを日々仕掛けています!


「地域共創プラットフォーム(かしキャン)」「カムカム健康プログラム」


「かしキャン 健康測定会 左:開口力測定 右:嚥下エコー」
■研究内容について
私の研究の大きな柱は「嚥下エコー」を用いた飲み込む運動の評価です。エコーっていうと、お腹の赤ちゃんを見るときのあれを思い浮かべるかもしれませんが、首に当てることで「ゴックン」と飲み込む筋肉の動きが手にとるように「見える化」できるんです。
ただ、これって研究室の中だけで終わらせては全く意味がありません。この素晴らしい技術を全国に広めたいと思い、LINEのオープンチャットを活用して「嚥下エコーのコミュニティ」を立ち上げました。全国の専門職がオンラインで繋がり、気軽に情報交換や相談ができる場を作ることで、嚥下エコーの普及活動と、臨床現場での継続的な支援システムを構築しています。新しい視点での評価技術とSNSの繋がりを掛け合わせて、一人でも多くの人の「食べる喜び」を守るのが私の使命ですね。


「嚥下研究の様子」


「左:嚥下研究の様子 右:嚥下エコー臨床実践ネットワーク」
■松尾先生について
①推しの教学姿勢について教えてください!
「自分の考えを持つ できる方法を考え やってみる」「For the students」です。私の教育のモットーは、「学生と共に成長する『共育』」です。教員が一方的に知識を詰め込むのではなく、現場での実践や生きた経験を通じて一緒に学んでいくスタイルを大切にしています。
今の時代、何かと「タイパ(タイムパフォーマンス)」や「コスパ」が重視されがちですよね。でも、学生時代くらいはそんなこと気にせず、一見無駄に思えることにも泥臭く情熱を燃やしてほしいんですよ!失敗したって全然大丈夫。むしろ、若いうちの失敗は最高の経験値になります。失敗を恐れずに現場へ飛び込んで、汗を流して得た気づきこそが、将来医療や福祉の現場に立ったときの本当の強みになりますから。一緒に無駄な情熱、燃やしていきましょう!




「学生学会発表・学会発表後 打ち上げ」
②松尾先生のこだわりまたはエネルギーの源は?
私のエネルギーの源は、ズバリ「釣り」です!ただ釣って満足するわけじゃありませんよ。一番のこだわりは、「釣った魚を熟成処理して食べる」ことなんです。血抜きなどの適切な処理を施して寝かせ、なんと「1か月熟成した魚を刺身で食べる」ことも!
実はこのこだわり、言語聴覚士としての私の矜持と深く結びついています。魚が持つポテンシャルを手間暇かけて引き出すプロセスは、患者さんが再び「おいしく食べる」機能を取り戻すために、根気よく丁寧にリハビリや評価を重ねる過程とそっくりなんです。私自身が「食の喜び」を深く追求しているからこそ、患者さんや地域の方々にも、いつまでも美味しく食べることを絶対に諦めてほしくない。究極の熟成魚を味わう至福の瞬間が、「よし、明日もみんなに食べる幸せを届けるぞ!」という私の最大の原動力になっています。


「釣った魚を熟成処理」


「手作り刺身と寿司」


「愛猫のハクちゃん」
■玉手山学園らしさとは?
この学園の一番の魅力は、何と言っても理事長自らが「とりあえず、やってみよう!」と背中を押してくれるところです。教員も学生も、新しいアイデアや「これをやりたい!」という思いがあれば、どんどん挑戦させてもらえる懐の深さがあるんです。本当に毎日がワクワクできる大学ですよ。
そして、キャンパスを歩いていていつも感じるのは、学生たちの「人の良さ」ですね。将来、福祉や医療の道を目指しているだけあって、本当に優しい心根を持った学生が多いんです。この温かくて思いやりのある雰囲気と、失敗を恐れずにチャレンジできる風通しの良さ。これが「関西福祉科学大学らしさ」だと自信を持って言えます。


「研究室や勉強室での学生指導」
■学校の好きな場所や時間帯
一番の推しスポットは、ズバリ「学生食堂」です!お昼休みに、重森先生と一緒にワイワイとご飯を食べている時間が最高の息抜きなんですよ。食事の美味しさもさることながら、食堂のおばちゃんたちとの何気ない会話がまた楽しくて癒されます。
実はここだけの話なんですが……おばちゃんと仲良くなると、こっそり小鉢を「これ、サービスね!」なんて一品おまけしてくれることもあったりして(笑)。そういう人と人との温かいふれあい、人情味みたいなものが日常に溢れているのが、この学園の食堂のたまらない魅力ですね。心も体も満たされて、午後からの活力をもらえる私にとって大切なチャージの場所です。


「学園本館Tama Cafe(食堂)」
- 開催期間
- 未定
- 実施組織
- 玉手山学園

