推し 短大SHIKAKENIN STYLE~大岡先生~
研究も教育も、学生とともに。
■プロフィール
お名前:大岡 知子(おおおか のりこ)
所 属:関西女子短期大学 歯科衛生学科(教授)

■仕掛けについて
①大岡先生の仕掛けって何ですか?
「オリジナル歯ブラシの開発プロジェクト」です。養歯ブラシメーカーの株式会社タナベ様と連携し、関西女子短期大学歯科衛生学科監修によるオリジナル歯ブラシを開発しました。このプロジェクトでは、学生たちの「毎日使うものだから、機能だけでなくデザインにもこだわりたい」という声と、臨床実習を経験した専攻生たちの「患者さんに歯ブラシの毛先を歯と歯肉の境目へ当てる説明が難しい」という課題意識を製品づくりに反映しました。
完成した歯ブラシは、かわいい2色の毛束を採用することで、ブラッシング指導の際に毛先の当たる位置を視覚的に伝えやすい工夫が施されています。学生の発想と臨床現場での学び、そして企業の技術力が融合して生まれた一本です。実践的な学びを社会につなげる、本学科ならではの取り組みになったと考えています。


🦷学生の声と臨床現場での気づきから生まれた、オリジナル歯ブラシ開発プロジェクト🦷
開発したオリジナル歯ブラシを学生に配布し開催した写真コンテストの入賞作品。学生たちの発想力と歯ブラシへの愛着が感じられる作品が集まりました。
■研究内容について
オリジナル歯ブラシの開発や歯ブラシの清掃性に関する研究を通して、より効果的な口腔衛生指導のあり方を探究しています。歯ブラシの毛先の形状や動かし方に着目した清掃性の実験を専攻生とともに行い、日々のセルフケアの質の向上につながる基礎的な検討を続けています。研究によって得られた知見は授業や実習にも取り入れ、学生が根拠に基づいた歯科保健指導を実践できるよう努めています。
また、歯科衛生士国家試験対策に関連して、学習意欲の向上や継続的な学習習慣の形成を促す支援方法について研究しています。学生の学習行動や学習成果を検証しながら、主体的な学びにつながる効果的な教育支援の構築を目指しています。研究と教育の両面から学生の成長を支えることが、私の大切な取り組みです。


オリジナル歯ブラシ開発プロジェクト第2弾。「家族で使えるように色違いが欲しい」という声を受け、新たなカラーバリエーションを追加しました。色の選定には在学生アンケートが活用されています。
右の写真は歯ブラシの清掃性の実験中です🦷
■大岡先生について
①推しの教学姿勢について教えてください!
本学の建学の精神である「感恩」に深く感銘を受けています。本学での教員生活は27年に及びます。この間、2人の息子を育てながら勤務を続け、多くの方々に支えられてきました。長男の度重なる発熱への対応や、次男の育休明けに主人の単身赴任の開始が重なるなど、綱渡りのような日々でしたが、周囲の温かい支援のおかげで勤務を続けることができました。また、本学で勤務する中で大学院へ進学する機会にも恵まれ、学びを深めることができました。
私自身、社会人を経験した後に短大へ入学し学び直した経験があります。そのため、社会人学生の不安や悩みにも共感しながら助言や支援を行うことを心掛けています。また、在学中に出産を経験したゼミ生への支援や、卒業後に国家試験合格を目指して努力を続ける卒業生への学習支援にも力を注いできました。一人ひとりが抱える事情や課題に寄り添いながら、目標達成まで伴走することを大切にしています。
こうした経験を通して、人は多くの人とのつながりの中で支えられ、成長していくことを実感しています。その感謝の気持ちを忘れず、さまざまな背景をもつ学生一人ひとりに寄り添いながら、目標達成まで伴走することを大切にしております。


「大岡ゼミの学生指導」
②大岡先生のこだわりまたはエネルギーの源は?
私のこだわりは、お味噌汁を作るときに必ず煮干しと鰹節でだしをとることです。現在、息子二人は東京で暮らし、主人も単身赴任中のため、普段は一人暮らしをしています。それでも、自分のためだけの食事であっても丁寧にだしをとるというプチ贅沢を楽しんでいます。
普段の食事は「手抜きだけれど丁寧に見える食事」がモットーで、20分ほどで晩ごはんを用意できることがひそかな自慢です。週末に主人が帰宅した際には、少し時間をかけて料理を楽しみます。残念ながら家族から料理を褒められることはあまりありませんが、時折学生に食事の写真を見せると「先生、すごい!」「おいしそう!」と絶賛してくれます。その言葉に気を良くしながら、今日も台所に立っています。


➀「東京で暮らす息子から届いた一枚。料理が繋いてくれる絆を感じます」
②「ある日の朝食」
■玉手山学園らしさとは?
本学園らしさは、建学の頃から一貫して専門的な職業人の育成を大切にしているところだと思います。私が赴任した時も、その教育理念に強く惹かれました。そして、その印象は長年勤務した今も変わっていません。学生たちはそれぞれ将来の目標を明確に持ち、目指す職業に向かって日々努力を重ねています。資格取得や実習など決して楽ではない学びにも真摯に向き合う姿に、私自身が刺激を受けることも少なくありません。また、そうした学生たちを教職員が温かく支え、目標達成まで寄り添う風土も本学園の大きな魅力です。建学以来受け継がれてきた職業教育への情熱と、人とのつながりを大切にする学風こそが本学園らしさだと感じています。


■学校の好きな場所や時間帯
私の好きな場所は、学園2号館のラーニングコモンズです。グループ学習ができる机や個室ブースが整備されており、学生がそれぞれの学習スタイルに合わせて活用できる環境が整っています。また、図書館も分置され、専門書だけでなく話題の漫画も楽しむことができます。
特に国家試験対策の時期になると、多くの学生がラーニングコモンズに集まり、夜遅くまで自習に励んでいます。私はそんな学生たちの間を巡回しながら質問に答えたり、声を掛けたりしています。「先生、来た!」と言って付箋でいっぱいになった問題集を抱えて質問に来る学生もおり、その熱心な姿にこちらも元気をもらいます。夜遅くまで頑張る学生たちの成長を間近で感じられるので、私にとってラーニングコモンズは「徘徊しがい」のある特別な場所です。


「学園2号館ラーニングコモンズ」
- 開催期間
- 未定
- 実施組織
- 玉手山学園

